農業と補償とリスクマネジメント
新型コロナウイルスの外出自粛の影響でホテルや飲食店の消費が減って農産物や水産物が大量に捨てられているらしい。
実にもったいないね。
流通は、まだ動いているのだから出荷すればいいのに
ニュースだと「買取価格が半額になってしまったので出荷できません」や「出荷先がなくなってしまったので生活に困ってます」など
実際、一年間手塩をかけて育てた農産物が売れなくなってしまったのは、不憫には思う。
しかしながら、農家は無保証で農産物をつくるという博打的な仕事を生業としているのであろうか。
いや、そんなはずはない。弥生時代じゃあるまいし
農家には、農業共済や農業保険というものがある。
この農業保険、価格の下落や自然災害による減収、取引先の倒産まで幅広く保障してくれる保険である。
他業種でこれだけ手厚い保障の保険があるだろうか。
これだけ手厚い保障の保険があるにも関わらす、加入しない事業者は本当に何を考えているのか。
農家は、明らかに経営に関する努力怠っている。
生産だけしていればいいわけではない。
事業者である以上は、きちんとリスクマネジメントをして有事の際も自己防衛に努めてもらいたいものだ。